2018 18th
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審査員インタビュー

第18回東京国際指揮者コンクールにおいて、審査員のひとりとして元サンフランシスコ交響楽団の事務局長、ピーター・パストリッチ氏が初めて招かれた。デイヴィッド・シュナイダー(当時の首席第2ヴァイオリン奏者)著、「THE SAN FRANCISCO SYMPHONY」(Presidio Press)の中に、パストリッチ氏は「楽団の発展に大きく寄与した辣腕交渉人」として写真入りで紹介されている。

  • ─ ファイナルに残れなかった指揮者で、個人的に印象に残った人はいますか?

    PP:ディ-ン・ホワイトサイドです。彼は良い意味でとてもアメリカ的です。ただ、日本人の審査員の方には、受けが良くなかったのかもしれません。私は彼を買っています。

  • ─ 今回のコンクールで、パストリッチさんが唯一、プロの音楽家として舞台に立っておられない方ですね。

    PP:私は50年以上マネージャーとして活躍していたので、厳密には聴衆とは言えないかもしれませんが、でも、音楽家の耳でもありません。

  • ─ コンクールは新たな才能を発掘する最上の手段とお考えでしょうか?

    PP:良き方法のひとつだと思います。私は事務局長時代、コンクールも参考にしましたが、あちこちの演奏会に行き、他のオーケストラの関係者や数多くの音楽家などと情報交換をし、人材を探していました。